こんにちは。
先日誕生日を迎えました。
もう誕生日だからといって
嬉しいこともないのですが
仕事してたら宮古島に旅行中の松岡くんから
LINEでメッセージが届きました。
まるで90年代の月9ドラマに出てきそうな写真に
僕は恥ずかしさと嬉しさと感謝を込めて返事を。
ちなみにこの返事は既読無視されています←
さて、そんなどうでもいいことは置いといて
今回はサロンでのカラー施術をご紹介。
お客様は自営業で髪の色などの制限はなし。
昔はサロンモデルとして
業界誌やセミナーなどもモデルとしても手伝ってもらってました。
ここ最近でもハイライトなどは入れてましたが
今回はガッツリ行きたいとのオーダーでしたので
「ダブルカラー」をしました!
ダブルピースっていいですね。
そこはかとなく感じる昭和感、嫌いじゃないです←
さて、話を戻しますと
ダブルカラーとは2回に分けて作るヘアカラーのことで
要するに1回のカラーではどうしても出せない色を
作りたいときにやります。
それだけ時間もかかりますけどね。
まずはベースカラーとして
伸びた根本のリタッチ+アンダーセクションのブリーチ↓
肌が弱いお客様なので根元はギリギリで。
特にブリーチの部分は若干根元を外しています。
希望の明度を作れたら一旦シャンプーして
第一工程終了↓
見事に金髪になっています!
ここから上下に分けて別々の色をのせます。
上のセクションには
少し濃いめのバイオレットブラウンを。
トーンダウンするのでダメージの少ない微アルカリカラーで。
下のセクションにはビビットな色を使いたいので
通常のヘアカラーではなく
塩基性染料(カラートリートメント)を。
カラートリートメントやマニキュアは
塗る時点で色が出てます。
通常のヘアカラーは時間をかけて酸化重合することによって
発色しますけどね。
この状態だけ見ると不安になりそうですが←
シャンプーして、カットを終えると
仕上がりはこんな感じ↓
ボブ系のスタイルだと表面の長さがあるので(段が少ない)
ある程度、上の髪で隠れます。
それでもこれだけしっかりと色の差をつけてるので
そこそこ目立ちますけどね。
サイドを耳にかけたり、アイロンで毛先を巻いたりすると
中のピンクがより目立ちます!
今回はがっつりカラーのご要望でしたので
たまにはこんなデザインカラーもいいですね。
ただ、ピンクの部分はブリーチした髪の上に
塩基性染料で色をのせてますので
正直退色がかなり早いです…。
シャンプーするたびにピンクの泡になります←
2週間もすればピンクはかなり薄くなってるでしょうね…。
抜ける過程の色味も楽しんだり
抜けてしまっても上から色を足しているので
ただブリーチしただけのギラギラした黄色には
なりませんのでおかしくはなりません。
次回はまた違う色をのせて楽しんでもいいですしね!
ただ毎回ブリーチを使用するようなカラーを
やり過ぎるとダメージはかなり大きいので
求めるデザインと、今後のスタイル展開などを
相談してから決めさせて頂きたいと思います。
あ!ちなみにブリーチした髪には
基本的にはパーマは禁止です(ダメージ的に厳しい)
ブリーチ+パーマの髪は
ダメージも大きい上に、その後カラーで
色をのせようとしてもまず染まりません…。
色がのらないんですよね。
何事にもメリットとデメリットがありますので
なんでも気軽に相談してくださいね。
今回は美容師らしい真面目な記事をお届けしましたw
ではまた。