熊本市中央区上通町の美容室   フロラクロマ 

日々「髪」を通して想うこと、気付いたことを綴ります。 最新のサロン情報なども。

コンビニのお兄さん

 

こんにちは。

 

今回は我が家族と、近所のコンビニのお兄さんのお話。

 

みなさんも良く行く最寄りのコンビニってあると思いますが

 

そこの店員さんとか、お互いに顔見知りだと思います。

 

かと言って、特に会話をしたり、買い物に関係ない話をすることは

 

そうそう無いのではないでしょうか?

 

僕らが行く近所のコンビニにも挨拶程度の言葉は交わす

 

お兄さんがいます。

 

愛想が良くて優しそうなコンビニのお兄さん。

 

そんなお兄さんとのお話です。

 

 

 

ある月曜日。僕が仕事が休みの日だけは

 

学童保育に行かずに学校が終わったら子供達は自宅に帰ってきます。

 

姉と弟。

 

花(はな)

 

樹(たつき

 

 

学年は違いますが、月曜日だけは授業時間が同じなので

 

いつも2人で一緒に帰ってきます。

 

そろそろ帰ってくる頃だなぁ〜と2人を家で待っていたところ

 

帰ってきたのは息子1人だけ。しかも涙目。

 

 

「なんかあったの?花ちゃんはどうしたん?」

 

 

しばし無言のたっちゃん。

 

どう話そうか考えているのかしばし時間がかかり

 

ようやく何があったのかを説明し始めます。

 

 

「校門を出たところ辺りで、花ちゃんがトイレに行きたいって言って

 学校に戻ったんだ。だからそのままそこで待ってたんだけど、

 僕もトイレに行きたくなって。学校に戻るよりもコンビニのトイレの方が

 近いと思ったからコンビニに走って行ったの。

 トイレの中まで行ったんだけど間に合わなくって…

 コンビニのトイレを汚してしまった…。

 服も汚れたしそのままお家に帰ってきちゃった…。」

 

 

とのこと。すでに涙がこぼれそうな顔で話すたっちゃん。

 

てっきり帰宅中に2人でケンカでもしたのかと思ってたけど違いました。

 

どうしようもなくなって帰ってきてしまったんだなぁ。

 

しかし、僕としては気になることが。

 

 

「それでコンビニから出てくるときに店員さんにはなにか言ってきたの?」

 

 

限界に達したのか

 

涙をたくさんこぼしながら

 

 

 

「コンビニのお兄さんに、トイレを汚してしまってごめんなさいって言って帰ってきた(泣)」

 

 

言い終わると同時に溢れ出す大粒の涙。

 

それを聞いて僕は

 

たっちゃんを抱きしめ

 

 

 

 

 

 

「失敗は誰にでもある。でも失敗した後にどう行動できたか。

 正直に店員さんに謝ってきたのはえらいなってお父さんは思うよ。」

 

と言いました。

 

どうやら怒られると思っていたのか

 

僕が怒らずに褒めたので拍子抜けしたように落ち着きを取り戻し始めます。

 

 

 

 

「とにかく急いで着替えてから花ちゃんを迎えに行こう。
 花ちゃんはたっちゃんが居なくて探してるか待ってるよきっと…。」

 

 

そうして2人で花を探しに学校へ向かいます。

 

絶対花は怒ってるだろうなと…。

 

とにかく2次災害的な何かが起こっていないことも祈りつつ

 

急いで向かうと

 

ちょうどそのコンビニの前を歩いて帰ってきてる花が見えます。

 

内心ホッとしましたが

 

遠目から見ても明らかに

 

 

 

怒っている花。

 

 

速攻でたっちゃんに

 

「なんで待たずに先に帰ったの!?」と食いかかります。

 

まぁ気持ちは分かりますが

 

事の経緯を全て花に説明し、納得してはいるけど

 

ぶつける場所を失った怒りにモヤッとしてました。

 

僕は2人に

 

「お父さんは今からコンビニのお兄さんとお話しに行ってくるけど

 先に2人で帰っててもいいよ?」

 

と言ったのですが2人とも一緒にコンビニに行くとのこと。

 

コンビニに入り、息子の対応をしてくれたのは

 

いつものお兄さんだったようで

 

僕は御礼と謝罪をし、その横でもう一度

 

息子も「ごめんなさい」と言っていました。

 

お兄さんは笑顔で「いいよいいよ全然大丈夫だよ!気にしないで!」

 

と優しい笑顔で息子の頭を撫でてくれたのでした。

 

そして2人のお菓子を購入し、コンビニを後にしたのでした。

 

 

そして夜。

 

仕事から帰ってきた妻に、その出来事を報告しておこうと思ったのですが

 

たっちゃんが嫌がるかもしれないので

 

子供たちが寝てから話そうと考えていたところ

 

たっちゃんが自ら

 

「お父さん、今日あったことお母さんにも話していいよ!」と言うのです。

 

(あー、これはあれだな。僕に褒められたから

 お母さんにも話せば褒めてもらえると思ってるな。)

 

と思いましたが

 

まぁ本人がいいと言うので妻にも話しました。

 

僕が話し終わるまで何も言わずに聞く妻。

 

内心、たっちゃんやコンビニのお兄さんに対する僕の対応も

 

間違っていなかったのかと不安を感じながら…。

 

しかしどうやら妻的にも僕の対応は間違っていなかったようで

 

そのまま頷いて終わり。(ホッとした)

 

そしてたっちゃんには

 

「今日学校では何回トイレに行ったの?何時間目と何時間目?昼休みには行った?

 学校から帰る前は?」

 

 

妻の中では普段から、いつこんなことが起きてもおかしくないと思っていたらしく

 

常々、学校でちゃんと定期的にトイレに行くように促していたそう。

 

 

 

 

「だからいつもお母さんが(以下略)〜!」

 

 

というわけで、褒められるつもりが怒られたたっちゃんでした(笑)

 

とはいえ妻も、正直に自分からコンビニのお兄さんに謝ることができたので

 

そんな怒ってはいませんでしたけどね。

 

以上

 

たつきコンビニトイレ事件」でした。

 

 

うちの子供達は、大人が好きですぐに話しかけたりします。

 

コンビニのお兄さんにも過去に何度も話しかけていて

 

たっちゃんの誕生日にはアメをもらったり

 

期間限定のアニメのノベルティのあまりを花にくれたり

 

なにかと良くしてくれるお兄さんなのです。

 

コンビニに買い物に行って、何かもらって帰ってくるなんて

 

普通はなかなかないことでは?と思うのですが…。

 

とにかく

 

自宅の学校の間に、こうゆう頼りになる大人がいるってことだけで

 

とても救われます。

 

昔だったら駄菓子屋さんとか、団地の知り合いとか

 

当たり前に見守ってくれる大人がいたのでしょうけど

 

今はなかなかそうもいかないですよね。

 

子供好きで何かあったら助けになるつもりでいても

 

変質者に間違われかねない世の中ですし。。

 

うちの子たちは変質者にも自ら話しかけそうで怖いですけど←

 

僕も地域の子供たちを見守っていこうと思います。

 

コンビニのお兄さんいつもありがとうございます!