熊本市中央区上通町の美容室   フロラクロマ 

日々「髪」を通して想うこと、気付いたことを綴ります。 最新のサロン情報なども。

抜け毛の季節

 

こんにちは。

 

毎年秋頃になると必ず耳にする抜け毛のお悩み。

 

今回はその原因と対処法についてお話しして行きます。

 

 

 

「抜け毛の原因」

 

 

正常な状態でも髪は1日に100本程度は抜けるといわれています。


しかし秋になると普段よりも、より多くの本数が抜けていくといわれています。

 

その根拠は全て解明されたわけではないのですが、

 

毛母細胞の入れ替わりや夏季の紫外線のダメージの蓄積などの説が挙げられています。

 

もともと動物にとって秋は換毛期にあたるので髪が生え変わる時期に相当するのです。

 

人間も哺乳類ですから同じですね。

 

換毛期以外の原因では、まだはっきりと解明されていないことが多く

 

現時点で考えられる主な原因は、紫外線や頭皮の汚れなどの外的要因と、

 

栄養不足などの内的要因が考えられています。

 

 

 

「対処法」

 

・「紫外線」

 

夏の紫外線対策としては帽子や日傘などですね。

 

どうしても分け目付近は特に紫外線を浴びやすいので

 

日によって分け目を変える、なども。

 

 

・「汗、皮脂」

 

夏は紫外線の影響以外に「汗」「皮脂」による頭皮の汚れも多くなります。

 

汗や皮脂による毛穴詰まりや菌が増殖している状況を放っておくと

 

頭皮の炎症や悪臭を引き起こすのです。

 

頭皮環境が好ましくない状態で放置したまま秋を迎えると抜け毛は増えてしまいます。

 

皮脂が酸化してしまった過酸化脂質を通常のシャンプーで

 

キレイに落とすのは困難です。

 

対処法としては、ヘアサロンでの定期的なヘッドスパ

 

もしくは自宅で週に1、2回程度、炭酸シャンプーなどで頭皮ケアを行う。

 

炭酸は皮脂をキレイに落とすだけでなく、血流も上げてくれます。

 

「汗」「皮脂」に対するケアを怠らないように心がけましょう。

 

 

・「栄養不足」

 

髪の毛は皮膚が変化したものですから、肌に良い食事が髪の毛を作ります。

 

髪の毛を生成する栄養は、アミノ酸」「亜鉛」「ビタミン」です。

 

アミノ酸を原料として、亜鉛が髪の毛の組織をつくります。

 

その髪づくりを手助けし、髪の生成を促すのがビタミンの働きです。

 

これらの栄養素をバランスよく摂って、食事から健康な髪の毛を育てていきましょう。

 

 

・「活性酸素

 

肌を老化させる活性酸素は髪にも悪影響を与えます。

 

人間の組織や細胞も年齢を重ねるごとに少しづつサビていきます。

 

このサビの原因になっているのが「活性酸素」です。

 

肌の老化などでよく言われますが、これは髪も一緒です。

 

髪も酸化することでバサバサになり、弱っていきます。

 

この活性酸素は、食品でも発生しやすく、

 

焦げた物や揚げ物は時間がたつと活性酸素が発生します。

 

焼き物や揚げ物を食べる際には、

 

抗酸化作用のあるビタミンCを一緒に摂取しましょう。

 

活性酸素の除去に期待ができる「酵素」をふんだんに取り入れた

 

酵素ヘッドスパもオススメです。

 

 

 

「まとめ」

 

昔からよく「ワカメを食べれば髪が増える」と聞きますが

 

海藻だけでは髪は成長しません。

 

髪の成長を促すためには、ビタミンやミネラル(鉄、亜鉛、銅)などが必須で、

 

これらが含まれる食品の1つが海藻なのです。

 

ほかに野菜や、牛乳、レバーなどにも多く含まれています。

 

「髪を生やす」というよりも、健康的な髪の成長を助ける植物として

 

海藻類も必要です。

 

しかし、そればかり食べ続けていても髪は成長しません。

 

毛髪は、ケラチンというタンパク質からできていますから、

 

まず、タンパク質の豊富な食品を食べるのが基本的なことです。

 

何より、栄養全体のバランスを保つことが最も大切です。

 

日常の食生活で、うまく補給できない成分は、サプリメントなどで補うのもよいでしょう。

 

ざっくり一言でまとめると「健康第一」ということです。

 

ストレス、栄養不足、睡眠不足などなど

 

健康を害するものは髪や頭皮にも影響します。

 

「丁寧に生活する」ことが大事ですね。

 

とは言え、分かっていてもできないことの方が実際多い日常生活。

 

それらを補うためにサプリメントヘッドスパなど

 

上手く取り入れて頂けたらと思います。

 

秋に抜け毛が増えることは正常なことですので

 

そこまで深刻に考えなくても大丈夫ですが

 

夏の紫外線や栄養不足などの影響もありますので

 

上記のことを少し意識してもらえたら書いた甲斐があります(笑)

 

ではまた。